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会長に長谷川明正氏を再選 宮崎県港湾漁港建設協会

■ 平成30年度「通常総会」を開催

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▲写真は挨拶する長谷川会長、総会の模様

 宮崎県港湾漁港建設協会(長谷川明正会長)は5月22日、宮崎市内で平成30年度の通常総会を開催した。会員企業の代表や来賓が出席し、平成29年度事業及び収支決算並びに財産目録、平成30年度事業計画案及び収支予算案、役員改選、会員の新規入会について審議を行い、いずれの議案も満場一致で承認された。

 挨拶で長谷川会長は、近年の港湾漁港関連予算や会員受注高がいずれも厳しい状況にある一方で、宮崎県内に於いては南海トラフ地震の津波対策や港湾漁港の建設に携わる若手技術者の育成が喫緊の課題であることを指摘。関連団体とも連携して「港湾漁港及び漁場整備の予算確保等を国や当局に強く要望していく」と述べた。

 来賓として招かれた日本港湾空港建設協会連合会(日港連)の林田博会長は、会員企業の技術の研鑽や中長期的な担い手の確保のために予算や事業量の確保が必要であることを訴え、会員の意見を踏まえて、諸課題に取り組んでいく考えを示した。

 全日本漁港建設協会(全漁建)の長野章会長は、漁港建設業の将来ビジョンに掲げる予算の確保、長期計画の推進、適正な入契制度、技術開発の四つの柱に基づく活動を展開し、「適正な利潤を確保できる建設業を目指していこう」と呼び掛けた。

 議案審議では、平成29年度事業及び収支決算、平成30年度事業計画案及び収支予算案、役員改選等の議案を満場一致で承認。役員改選で再選された長谷川会長は、働き方改革や担い手の確保など、建設業を続けていく上で解消しなければならない課題に対して、他団体と連携を図りながら真摯に取り組んでいくとの考えを示した。

 一方、30年度の事業計画では、会員の社会的地位の確立や一層の向上に資する活動、施工合理化に関する情報の収集及び調査・研究、国や県との意見交換を通じた予算確保及び制度・基準改正に関する要望等のほか、6月に本県で開催される日港連セミナーをはじめ、各種研修及び講習に積極的に参加することを確認した。

 議事終了後には、日港連の会長表彰を成田豊盛氏、全漁建の優良会員表彰を河野建設、優良従業員表彰を谷口順一氏が受賞したことを紹介。また、全漁建の漁港漁場関係事業優良請負者表彰に於いて、河野義也氏が農林水産大臣表彰を、山﨑司氏と谷口信幸氏が水産庁長官表彰を受賞したことが紹介された。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=長谷川明正(長谷川組)
▽副会長=河野義也(松浦建設)
▽理事=児玉格(児玉組)、山﨑司(山崎産業)、柳橋恒久(富岡建設)、境一成(大和開発)、河野和也(河野建設)、吉原政秀(吉原建設)、西條隆雄(西條組)
▽監事=志多宏彦(志多組)、木島克己(不動テトラ)。