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法面保護協会や安全施設組合ら表彰 小さな親切実行章

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▲写真は表彰式の模様

 公益社団法人「小さな親切」運動本部は、小さな親切実行章の受章者を決定し、5月22日に宮崎市内で贈呈式を行った。式には受章した個人6人と9団体の代表が出席し、宮崎市支部の川崎新一代表(宮崎太陽銀行名誉顧問)が表彰状を手渡した。

 「小さな親切」を行った団体や個人を推薦してもらい、実行章の賞状を贈呈して表彰するもの。受章者だけでなく、推薦者もまた「小さな親切」の実行者であり、親切な行為のモチベーションを高め、思いやりのネットワークを広げていくことが目的。

 宮崎市支部内では、人命救助や特殊詐欺の未然防止に貢献した個人6人のほか、宮崎のまちづくり活動、イベントや清掃等のボランティア活動、公共施設への寄贈行為、中心市街地の問題解決等に取り組んだ9団体が受章した。

 団体で受章した宮崎県法面保護協会は、プロ野球のキャンプを気持ちよく楽しんでもらおうと、平成22年からサンマリンスタジアムの清掃奉仕作業を実施。球場内の鶏糞及びゴミの除去や座席の拭き上げを行い、関係者から大いに喜ばれている。

 同じく宮崎安全施設事業協同組合は、毎年、県内一円でガードレールやカーブミラーをはじめとする交通安全施設の点検・清掃奉仕作業を実施。また、北警察署管内に於いて、学生の通学時間帯に合わせた交通安全キャンペーンを展開している。

 行政職員や建築士、会社員らで組織する宮崎ベースキャンプは、未来を応援する夢プレゼンテーションや読み聞かせ活動、学生への働く場の情報提供等を通じ、中心市街地の問題解決に取り組んでいるほか、まちなかでの清掃活動も行っている。

 贈呈式で挨拶に立った川崎支部代表は、「小さな親切という素朴な行為を通じて、まごころや思いやり、優しさなど人間が本来持っている心の豊かさを取り戻す運動」と活動の意義を強調。受章者に「思いやりの心を更に拡げて欲しい」と呼び掛けた。