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西田増美氏を会長に再選 宮崎県建築業協会

■ 平成30年度「第42回通常総会」を開催

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▲写真は挨拶する西田会長、総会の模様

 一般社団法人宮崎県建築業協会(西田増美会長)は5月18日、高千穂町内で平成30年度「第42回通常総会」を開催した。会員企業の代表らが多数出席し、平成29年度事業及び収支決算、平成30年度事業計画案及び収支予算案、役員改選等の各議案を承認。任期満了に伴う役員改選では、西田増美氏が会長に再選された。

 挨拶で西田会長は、技能者の確保・育成を喫緊の課題に掲げ、「我々が培ってきた技能を絶やしてはいけない」と強調。一人親方バンク等の取り組みを進めていることを説明した上で、「平均的に仕事があり、定年になっても趣味で仕事をするというような気持ちを持てば、技術や技能を継承することができるのではないか」と所見を述べた。

 一方で、将来の担い手不足や若年層をはじめとする早期離職など、建築業のみならず建設産業全体が難しい時代にあることに言及。協会が建設国保の宮崎支部としての役割を果たしているほか、各種補助事業や省エネ講習会など様々な事業を展開していることに触れ、これらを含む30年度事業を慎重審議してもらうよう呼び掛けた。

 議長に染川比呂志氏を選出して行われた議案審議では、平成29年度事業及び決算報告、平成30年度事業計画案及び収支予算案、役員改選などの各議案について慎重に審議を行い、全議案ともに満場一致で可決。任期満了に伴う役員改選では、理事及び監事の人事案を承認し、会長には西田増美氏が再選された。

 平成30年度の事業計画では、新規会員加入の啓発活動や子供達を対象とした木工教室の実施、長期優良住宅やゼロエネルギー住宅建築の促進、各種研修会に関する情報提供、建設国保及び任意労災への加入推進、安全教育等に取り組むことを確認した。

 関係団体から来賓を招いて行われた表彰式では、功績表彰を受賞した▽椎義弘氏▽冨永豊和氏▽源武将氏▽徳永敏男氏▽加藤弘明氏▽鬼塚剛氏▽黒木繁年氏▽黒木浩展氏―の8人、技能功労表彰を受賞した▽松田好治氏▽安藤節男氏▽多田修一郎氏▽染川比呂志氏―の4人、勤続功労表彰を受賞した興梠正芳氏に表彰状と記念品が贈られた。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=西田増美(西田工務店)
▽副会長=松下進一(松下建設)、佐田正博(大進建設)、津曲勝彦(津曲工務店)、小林誠一(小林工務店)
▽理事=柚木﨑悟(左都建設)、田中正治(田中建設)、近藤忠幸(栄幸建設)、細川芳彦(細川建築)、甲斐進(甲斐建設)
▽監事=田中正治(田中建設)、宇田須愛將(宇田須建築)
▽顧問=新町吉男(新町工務店)。