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ベトナムで2校目の協力協定 アース建設コンサルタント

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▲協定締結式の模様

 アース建設コンサルタント株式会社(濵村浩司代表取締役、宮崎市)は5月17日、ベトナム社会主義共和国農業・農村開発省傘下の国立トゥイロイ大学と技術交流や高度人材育成等に係るMOA(協力協定)を交わした。同国でのMOAは2校目。日本貿易振興機構の立ち会いの下、トイ学長と同社の濵村哲之進取締役会長が協定書に署名・押印した。

 グローバルな建設人材の育成等を目的に、同社は平成27年6月、同国建設省傘下の建設分野教育機関3校と初のMOAを締結。現地に開講した日本建設スペシャリストコースで、型枠や支保工に特化した日本式建設技術や設計、安全衛生に関する実習に加え、日本語教育も行い、即戦力として活躍できる技術者の育成に取り組んでいる。

 今回のMOAは、昨年11月にトゥイロイ大学と交わした「治水利水に関する技術と土木技術の発展への協力及び技術移転の協力、人材育成」に関する覚書に基づくもの。現地での日本建設スペシャリストコースの開講や日本国内での人材育成に関する実績、建設技術のプレゼンテーションが高く評価され、調印に至った。

 トゥイロイ大学がホーチミン市に設置する技術センターと同社が設立する現地法人が技術交流や技術移転、高度人材育成事業など多岐にわたる分野で連携するほか、トゥイロイ大学を通じて、メコンデルタの開発やベトナム全土の治水利水事業等に参画する。同社は日本国内で支援企業や高度人材の募集などの営業活動も行う。