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会長に後藤健治氏を再選 宮崎県建機器具リース業協会

■ 平成30年度「第34回定期総会」を開催

 宮崎県建設機械器具リース業協会(後藤健治会長)は5月10日、宮崎市内で平成30年度「第34回定期総会」を開催した。会員企業の代表が出席し、平成29年度事業経過及び収支決算、平成30年度事業計画案及び収支予算案、役員改選等の議案を慎重に審議し、いずれも原案どおり承認された。

 挨拶で後藤会長は、需要が減少傾向にある一方で、排気ガス対策型やICT活用の進展によりコストは増加傾向にあり、業界が依然として厳しい経営環境下にあると指摘。その中でも、需要先から業界のサポート役としての期待を受けており、「課題を克服して貢献することを考えなければならない」と述べた。

 これを踏まえ、▽完全に整備された、安全で効率的・高品質な機械器具の提供▽排ガス規制や低騒音、省エネなど環境に適合した機械器具の提供▽適切な機械器具の使用方法に関するアドバイス▽災害対応を担う需要先への機動的な応援―を継続していく必要性について言及した。

 これらを継続していくためには、適正な利潤の確保や人材の確保、健康で安全な職場環境の構築が前提であるとして、「会員各社が前向きな競争関係を維持しつつ、有益な情報の交換を行うなど協会の枠組みを有効的に生かし、悪化していく環境に信念を持って立ち向かっていこう」と呼び掛けた。

 議案審議では29年度の事業経過や30年度の事業計画等を承認。環境問題及びレンタル取引正常化に向けた取り組みを推進するほか、会員相互の連携強化を目的とした代表者会議・情報交換会、従業員対応のマネージャー研修及びBCPセミナーの開催に加え、週休二日制を試行するなどして働き方改革にも対応していくことを確認した。

 一方、任期満了に伴う役員改選では、会長に後藤健治氏(コマツレンタル宮崎)、副会長に伊豆隆夫氏(キング)、監事に奈良榮郎氏(奈良鐵工)が選出された。