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新支部長に朽木充嗣氏を選出 日本塗装工業会宮崎県支部

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▲写真は挨拶する園田前支部長、朽木新支部長、総会の模様

 一般社団法人日本塗装工業会宮崎県支部(園田龍男支部長)は5月11日、宮崎市内で平成30年度「第54回定時総会」を開催した。会員企業の代表らが出席し、平成29年度事業経過及び収支決算、平成30年度事業計画案及び収支予算案などの議案を承認。任期満了に伴う役員改選では、新支部長に朽木充嗣氏が選任された。

 挨拶で園田支部長は、外壁改修等で必要となる石綿含有調査に関連した講習を今年7月に宮崎市で開催する予定でいることを説明し、これを踏まえ「組織でなければできないこともある」とあらためて会の意義を強調。一方で、2期4年の任期を振り返り、会員一同の支援に感謝の意を示し、新体制に対する引き続きの協力を求めた。

 委員会活動報告では、本部普及委員会の堂地隆一氏がペインテナンスの普及及び推進に向けた取り組みや日塗装をPRする動画の作成及び配信について説明。技能委員会の箸本正治氏は、昨年10月に愛知県で行われた全国建築塗装技能競技大会で、本県代表の長友悠介氏(森塗装)と松田敏弘氏(緒方塗装)が入賞を果たしたことを報告した。

 園田支部長を議長に選出して行われた議案審議では、29年度事業経過及び収支決算、役員改選、30年度事業計画案及び収支予算案について審議を行い、いずれも満場一致で承認された。役員改選で新支部長に選出された朽木充嗣氏は、「若年者及び技能士の育成と若手への世代交代に注力していきたい」と意気込みを語った。

 30年度の事業計画では、▽会員企業の顧客拡大▽塗装技能士の若手人材育成▽地域貢献―を事業方針に掲げ、官公庁に対する需要開発促進や意見交換、県との防災協定に基づく活動支援、工事検査体制・指導員制度の定着、キャリアアップシステムへの登録、新規会員獲得のための情報発信、塗装奉仕活動などに取り組むことを確認した。

 総会ではこのほか、宮崎県塗装技能士会及び日塗装宮崎県支部青年部の活動報告も行われた。技能士会は秦新次郎氏(岡本塗装店)が会長に就き、技能検定合格に向けたトライアルや小中学生を対象としたものづくり体験教室等に取り組むことを報告。青年部の吉川大輔部長は、キッズワークみやざきや技能まつりに参加することを説明した。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽支部長=朽木充嗣(くちき)
▽副支部長=堂地隆一(佐藤塗装店)、外山真一郎(コーサイ)、牧浩士(旭工舎)
▽監事=岸本武(旭栄塗装)、宮島三千信(宮島塗工)、平原勝利(ヒラハラテクノ)
▽技術委員長=吉川慎一郎(吉川塗装)
▽経営委員長=今村章一郎(イマムラテクノ)
▽安全・環境委員長=稲田健(花菱塗装技研工業)
▽技能委員長=入田修一(ニュータ)
▽普及委員長=堂地隆一(佐藤塗装店)
▽会員拡大委員長=後藤正樹(東建装)
▽総務委員長=平野均(柴塗装)。