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シーキューブら3社を子会社化 協和エクシオ

 通信工事業大手の協和エクシオ(東京都渋谷区)は5月9日、同業大手のシーキューブ(名古屋市中区)と日本電通(大阪市港区)、西部電気工業(福岡市博多区)の3社を株式交換で経営統合し、子会社化する契約を結んだことを明らかにした。3社は9月26日付で上場を廃止し、10月1日から協和エクシオの完全子会社となる。

 協和エクシオと3社の2018年3月期の売上高の合計は、連結で約4645億円。営業利益は約312億円となる。経営統合によって▽通信工事の施工力強化や生産性の向上▽通信工事以外の事業拡大▽資機材調達やシステム共有など経営リソースの最適化―を図り、事業基盤の強化や収益構造の転換を進める構えだ。

 今回を含め、通信工事を手掛ける企業では、大手を核とした経営統合の計画の発表が相次いでいる。5月8日には、国内売上高1位のコムシスホールディングス(東京都品川区)がNDS(名古屋市中区)ら3社と経営統合することを発表。4月27日には、業界3位のミライト・ホールディングス(東京都江東区)がTTK(仙台市若林区)を子会社化することを明らかにしている。