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会長に金子宏氏を再選 宮崎県冷凍空調工業会

■ 平成30年度「第28回定期総会」を開催

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▲写真は挨拶する金子会長、総会、講演会の模様

 宮崎県冷凍空調工業会(金子宏会長)は5月11日、宮崎市内で平成30年度「第28回定期総会」を開催した会員企業の代表や多数の来賓が出席し、平成29年度事業経過及び収支決算、平成30年度事業計画案及び収支予算案、任期満了に伴う役員改選案などの各議案を承認。役員改選では金子宏氏が会長に再選された。

 挨拶で金子会長は、建設業界全体の喫緊の課題である人手不足について言及し、「5年先10年先を見据えて人を育てていかなければならない」と指摘。外国人の受け入れも視野に、人材不足の解消に向けて、協会として積極的に取り組んでいく考えを示した。

 このほかIoT時代の到来についても触れ、たとえIT化が進んだとしても「現場での仕事が無くなることはない。頭を使い、現場で汚れるのが我々の仕事」と述べ、「適正な利益を確保し、若い人材を育てることができる業界を目指していく」と強調した。

 来賓として招かれた宮崎県県土整備部営繕課設備室の横山浩二室長は、改正品確法に基づく適正な予定価格の設定や生産性向上に県として取り組む考えを示し、宮崎県環境森林部環境管理課の三角敏明課長補佐は、フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律に基づき、環境保全に努めていくにあたり、会員の支援と協力を求めた。

 金子会長を議長に選出して行われた議案審議では、平成29年度事業経過報告及び収支決算報告、平成30年度事業計画案承認及び収支予算案承認、役員改選案などの各議案を満場一致で承認。このうち、任期満了に伴う役員改選では、金子会長をはじめとする理事及び監事の人事案を了承した。

 30年度の事業計画では、▽フロン取り扱い業界団体として地球環境を守る活動を行う▽高圧ガス取り扱い業界団体としての法の遵守と保安に努める▽地域と連携し技術の発展と福祉に寄与できる業界団体を目指す―を基本方針に、フロンガス回収破壊事業の促進やフロン排出抑制法等の法規遵守、資格試験実施協力に取り組むことを確認した。

 総会終了後には、来賓として招かれた日本冷凍空調設備工業連合会の大沢勉氏が「フロン排出抑制法の注意事項と更新講習」と題して講演。講演では、フロン排出抑制法の注意事項や自治体の立入検査実施状況、フロン類の算定漏えい量、業界の取り組み、更新申請の概要に関して説明を行った。

*新役員は次の通り(敬称略)
▽会長=金子宏(池上冷熱)
▽副会長=黒木昭一郎(宮崎冷凍設備工業所)、谷口勝(共立冷熱)
▽理事=河野尚己(宮崎南菱冷熱)、嵩和郎(旭空調設備メンテナンス)、武永健治郎(フジキン)、山下博司(ダイキンHVACソリューション九州)、阿部哲也(三菱電機住環境システムズ)
▽監事=石原裕二(九州日立)、宮川満康(パナソニックリビング九州)
▽事務局長=徳丸幸市(ダイキンHVACソリューション九州)
▽名誉顧問=小島法雄(共立冷熱)
▽顧問=横田照夫(宮崎県議会)。