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施設を2棟に集約して建て替え 都城市営花木第3・第4団地

 経年に伴い建物本体の老朽化が進む都城市山之口町の市営住宅花木第3団地及び第4団地に関して、都城市は現在の第3団地敷地に両団地を集約し、2棟で施設を建て替える計画を明らかにした。新設する2棟の規模は、現時点でRC造4階建~5階建程度を想定。計画では今夏にも施設建設に係る設計業務に着手したい考えでいる。

 対象となる市営住宅花木団地は、第3団地(敷地面積2万1610m2)を昭和42年から47年に、第4団地(敷地面積1万4626m2)を昭和48年から51年にかけてそれぞれ建設。いずれも補強コンクリートブロック造平屋建の長屋で、第3団地は29棟100戸、第4団地は16棟64戸で構成している。

 両団地ともに建設から40年以上が経過し、建物本体の老朽化が著しい状態にあることから、市は29年3月に策定した公共施設等総合管理計画を踏まえ、両団地を集約して第3団地解体後の敷地に2棟で建て替える方針でいる。現在は、建設予定地である花木第3団地の測量業務が松川測量設計の担当で進められている。

 既存の第3団地及び第4団地に居住する世帯が入居できる規模を確保する必要があることから、新設する2棟の規模は、現段階でRC造4階建~5階建を想定する。具体的な施設の規模や居室のタイプ等に関しては、今後の庁内協議や施設整備に係る設計業務の中で詰めていく見通しでいる。

 今後のスケジュールに関しては、5月末を目途に建設予定地である第3団地の測量業務を完了させ、今夏にも施設建設に係る設計業務に着手したい考え。建設工事の着手時期や完成予定時期、残る花木第4団地跡地の活用等については、現時点で未定としている。