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会長に堂地隆一氏を再選 宮崎市塗装業協会

■ 平成30年度定時総会を開催

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▲写真は挨拶する堂地会長、総会の模様、表彰式の模様

 宮崎市塗装業協会(堂地隆一会長)は4月25日、宮崎市内で平成30年度の定時総会を開催した。会員全社の代表が出席し、平成29年度事業経過や委員会活動内容、収支決算について報告を受けたほか、平成30年度事業計画案及び収支予算案を満場一致で承認。任期満了に伴う役員改選では、会長に堂地隆一氏が再選された。

 総会に先立ち行われた表彰式では、宮崎市発注工事で優秀な工事成績点を獲得した押川塗装と現場の安全衛生管理が特に優れていたタニグチ防水塗工に堂地会長が表彰状を授与。表彰が会員の技術及び安全の向上に資するものであることを踏まえ、「会員の模範となるよう、引き続き、努力を重ねて欲しい」と協力を求めた。

 挨拶に立った堂地会長は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、首都圏では関連工事が活発化していることに言及。これに伴い技術者及び技能労働者の不足が顕著となり、「地方に於いては更なる人手不足が心配される」と述べ、人材の確保及び育成に関する先行きに懸念を示した。

 これに関連して、塗装工事業が抱える課題の一つが、職人の高齢化や若者の建設業離れによる人手不足、技能の伝承であることを指摘。数ある建設業の職種の中で塗装工事業に入職してもらうためにはPRが必要との認識を示すと共に、時代の流れに沿った企業経営の実践等を会員一同に呼び掛けた。

 堂地会長を議長に選出して行われた議案審議では、平成29年度事業経過報告及び委員会報告、平成29年度収支決算報告及び監査報告、平成30年度事業計画案及び収支予算案、役員改選案の各議案を慎重に審議し、いずれも満場一致で承認された。

 29年度の事業経過報告では、緒方副会長が協会事業の実施状況を報告。委員会報告では、技術委員会がアスベスト関連の講習会に参加したこと、安全環境委員会が安全大会や現場パトロールを実施したこと、技能訓練委員会が訓練校の指導員研修等に参加したこと、普及委員会が市内公園等の奉仕作業を実施したことを説明した。

 一方、30年度の事業計画では、需要開発促進の一貫として市及び関連機関への広報活動を行うことや品質・技術向上のための研修会を開催することを確認。このほか、公共施設等に於ける塗装奉仕活動、安全・環境対策に関する調査研究、若年者の雇用及び育成と職業訓練の支援、会員相互の親睦を図る交流会等に取り組むことを決めた。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=堂地隆一(佐藤塗装店)
▽副会長=緒方克則(緒方塗装)
▽会計=平野均(柴塗装)
▽監査=坂東照造(坂東塗工)、入田修一(ニュータ)
▽総務委員長=後藤正樹(東建装)
▽技術技能向上委員長=谷口真樹(タニグチ防水塗工)
▽安全環境委員長=永緑拓也(河野塗装)
▽普及委員長=平原勝利(ヒラハラテクノ)
▽相談役=園田龍男(森塗装)。