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電子入札を段階的に導入、31年度から全面運用 小林市

 小林市は、設計金額130万円を超える建設工事及び設計金額50万円を超える建設コンサルタント等を対象に電子入札を導入する。平成30年3月から規模の大きな建設工事を対象に電子入札を導入し、30年度は対象範囲を段階的に拡大させていく考え。31年4月より建設コンサル等を含めて全面的な電子入札に移行する。

 宮崎県が平成17年に電子入札システムの導入及び運用を開始したことを受けて、県内では都城市、宮崎市、延岡市が県のシステムを共同利用する形で電子入札を導入している。小林市に於いても、入札参加者の利便性向上や入札契約事務の効率化等を図るため、宮崎県のシステムを共同利用して電子入札を導入する。

 宮崎県の電子入札システムは、国土交通省が推奨する「電子入札コアシステム」を採用している。新たに電子入札システムを利用する者は、ハード・ソフトウェアや電子認証局のICカード等の事前準備が必要となるが、既に宮崎県の電子入札システムに参加している者は、現在使用しているICカード等をそのまま使用できる。

 電子入札の対象範囲は、設計金額130万円を超える建設工事及び設計金額50万円を超える建設コンサル等。30年度は規模の大きな建設工事について段階的に対象範囲を拡大し、建設コンサル等は31年度から電子入札の運用を開始する。各担当課が発注する案件については、これまでと同様に見積書を紙で提出する。

 新たに電子入札に参加する者は、事前に▽電子入札参加に必要な機器等の準備▽電子証明書(ICカード)及びICカードリーダーの購入▽パソコンの環境設定▽ブラウザの設定▽利用者登録の申請▽電子入札システムの動作確認―が必要。既に宮崎県の電子入札システムに登録している者も、小林市への利用開始申請が必要となる。

 電子入札システムの導入にあわせて、宮崎県公共事業情報サービスに於ける「入札情報サービスシステム」による情報提供も開始する。入札情報サービスシステムでは、個別案件の入札公告や設計図書、入札及び契約結果等を閲覧することができる。

 申請及び登録等の手続きや事前準備、小林市電子入札運用基準及び注意事項は、小林市のホームページで確認できる。担当部署は総務部管財課契約管理グループ(電話0984-23-0222)。