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長崎港で採用 ジャイロプレス工法 技研

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 技研製作所(高知市)と新日鐵住金が共同開発した「ジャイロプレス工法」が、国土交通省九州地方整備局発注の「平成29年度長崎港(松ヶ枝地区)岸壁(-12m)(改良)外1件工事」(施工者はりんかい日産建設)=写真=で採用された。陸上からという限られたスペースの中で施工できる点が評価され、採用に至った。

 同工法は、先端ビット付き鋼管杭を回転切削圧入することで、硬質地盤や地中障害物を切削貫通しながら圧入する。工事は、長崎港に寄港するクルーズ船の大型化に対し、既存岸壁の延伸・増深改良するための鋼管杭壁を構築するもので、セルラーブロック(厚さ約7m)と捨石層を回転切削した。

 技研製作所の担当者は「圧入工事のスペシャリストとして高い提案力、技術力、管理力を持つGTOSSメンバーシップ認証企業と協働して普及拡大を図りたい」と語った。