建設業振興基金は、離転職者や新卒者らの職業訓練を無料で行う「建設労働者緊急育成支援事業」で、２０１８年度の訓練生募集を始めた。１８年度は、新たに鹿児島県に拠点を設け、全国２５拠点で訓練生を募る。昨年度と同様に１００超の訓練コースを設け、１０００人以上の受講を目指す。
建設労働者緊急育成支援事業は、離転職者、新卒者、未就職卒業者が、資格取得のための職業訓練を無料で受けることができる。訓練修了後には、建設企業への就職もあっせんする。
厚生労働省が１５年度から５年間の時限措置として実施しており、１８年度も振興基金が受託することが決まった。１８年度は、鹿児島県建設業協会が地方拠点に加わり、全国２５拠点で事業を展開する。１７年度に続き、女性限定の重機オペレーターコースを兵庫県三田市と千葉県柏市で開く。
職業訓練の受講者数の目標は１０００人以上（うち躯体系コース５００人以上）。職業訓練の受講者の９０％以上の修了、修了者の７０％以上の就職を目標としている。