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新庁舎基本構想を決定、基本計画や設計着手へ 日南市

〔一部既報〕日南市は、新庁舎建設に係る基本的な考え方を示した「日南市新庁舎建設基本構想」を決定した。施設や設備の老朽化、耐震性能不足等を背景に、現在地に建て替える新庁舎の必要面積を6400m2程度と想定。今年度上期に基本計画をまとめ、同下期~32年度に設計、33~34年度に本体工事を行う予定でいる。

 建設から62年が経過する本館及び議会棟の老朽化や災害時に於ける拠点施設としての耐震性能の欠如、バリアフリーへの対応等の課題を目指し、新たな庁舎を敷地内に建設する計画。ことし3月に実施した意見募集(パブリックコメント)で示していた構想案について、大幅な内容の変更は行わず、一部語句や表現等を修正した上で決定した。

 将来の想定人口や想定職員・議員数、耐震性能を有する既存施設の活用、防災・災害対策及び市民機能への対応を考慮し、新庁舎の必要面積を6400m2程度と想定。国が示す官庁施設の総合耐震計画基準を踏まえ、特に重要な防災拠点施設の目標とされている耐震安全性(構造体=Ⅰ類、建築非構造部材=A類、建築設備=甲類)を目指す。

 事業スケジュール案によると、今年度上期に基本計画をまとめ、下期より基本設計業務に着手する見通し。32年度までに実施設計と本庁舎の解体工事を完了させる。財源に想定する合併推進債の活用期限等を総合的に判断し、33年度に建設工事に着手し、外構工事を含めて34年度内に新庁舎を完成させる考えでいる。

日南市新庁舎建設基本構想