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BCP策定・運用の重要性を学ぶ 宮崎県電業協会が研修会

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▲写真は講師を務めた岡﨑氏、研修会の模様

 一般社団法人宮崎県電業協会(牛島宏会長)は3月1日、宮崎市内で「BCP(事業継続計画)研修会」を開催した。電気工事の品質確保等の観点から、関係者を対象とした定期研修の一貫として開催したもの。研修会には会員企業の職員や県内の電気工事関係者ら43人が参加し、事業継続計画の概要や具体事例などを熱心に学んだ。

 BCPは、企業が自然災害等の緊急事態に遭遇した場合、業務中断に伴うリスクを最低限に抑えるため、主たる事業の継続や早期復旧ができるよう、事業継続の方法や段取りなどを取り決めておく戦略的計画のこと。県内で他社に先駆けてBCPの策定・実施に取り組んだ株式会社岡﨑組の岡﨑勝信代表取締役が講師を務めた。

 研修会では始めにBCPの概要について事務局が説明。平成25年に宮崎県BCPモデル企業に認定され、県の支援事業を活用してBCPの策定に取り組んだ岡﨑組の岡﨑社長は、BCPの策定と運用が平常時からの災害への備えや災害時等に於ける迅速・的確な対応のほか、企業としての信用向上にもつながると訴えた。

 研修会ではこのほか、宮崎県電業協会の防災対策委員長を務める株式会社島電工の島田博良代表取締役が、「わが社のBCP」と題して事例紹介などを行った。