経年に伴う老朽化や設備水準の低い町営住宅の整備を進める三股町は、平成30年度に町営住宅東原団地B棟の建設工事を発注する。29年度に工事を発注したA棟と同様、第1四半期に本体建設工事の入札を執行し、30年度内に工事を完了させる見通し。B棟建設に係る関連事業費として新年度当初予算に約6億円を盛り込んだ。
三股町公営住宅等長寿命化計画等の関連計画に基づき、経年による施設や設備の老朽化が著しく、耐震性能等の課題を抱える▽榎堀第4団地▽射場前団地▽射場前第2団地▽五本松団地―の町営住宅4団地(簡易耐火平屋)を、旧射場前団地及び射場前第2団地の跡地(大字樺山)に2棟に集約して建て替える計画。
このうち、建築規模をRC造3階建延べ2047m2とするA棟の本体建設工事に関しては、29年5月に分離発注で各工事及び監理業務の入札を執行。建築主体工事を吉原・井ノ上JV、電気設備工事を九電工、機械設備工事を四季設備、監理業務を益田設計事務所がそれぞれ担当し、ことし2月までに完成させている。
一方、29年度に大東建築設計事務所が実施設計を行った残るB棟の建築規模も、A棟と同じくRC造3階建延べ2000m2程度を計画する。現時点ではA棟と同様の建設スケジュールを予定していることから、ことし5月頃に本体建設工事の入札を執行し、本体着工後、31年2月頃の完成を目指すことが見込まれる。
三股町の30年度当初予算には、東原団地B棟建設を含む町営住宅等整備事業費として約6億円(監理委託料ほか1776万円、建設工事5億7469万円)が盛り込まれている。