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職業能力基準案を策定 塗装など専門工事4職種

 建設産業団体や学識者、教育機関などで構成する建設産業担い手確保・育成コンソーシアム(事務局・建設業振興基金)は3月6日、プログラム・教材等ワーキンググループ(WG)と職業能力基準フォローアップ小WGの合同会議を開き、専門工事のうち「コンクリート圧送」「ダクト」「塗装」「トンネル(山岳)」の4職種の職業能力基準(案)を策定した。

 職業能力基準(案)は、建設技能者が習得すべき知識や技能、資格などを▽レベル1(経験年数3年までの初級技能者)▽レベル2(同4~10年の中堅技能者)▽レベル3(同5~15年の職長・熟練技能者)▽レベル4(同10~15年以上の登録基幹技能者)―の4段階で示したもの。

 2017年度事業として4職種について検討を進めてきた。16年度までに「とび」「鉄筋」「型枠」「左官」「機械土工」「電気」「管」「内装仕上」の8職種の基準(案)を作成しており、全体で12職種が成案となった。

 今回、新たに4職種の基準(案)を策定するともに共通編を改定した。今後、他の職種の基準(案)についても要望などがあれば対応していく考え。