日本データ通信協会(JADAC、酒井善則理事長)は1月31日、同協会を電気通信工事施工管理技術検定の指定試験機関とするよう国土交通省に申請した。同協会は、電気通信事業法に基づく「電気通信主任技術者」と「工事担任者」の指定試験機関として、30年以上にわたって資格試験を運営してきた実績がある。
電気通信工事の施工管理技術検定は、昨年11月に建設業法施行令に位置付けられ、国家資格として1級・2級試験を創設することが決まった。国家資格のなかった電気通信工事では、主任技術者・監理技術者の資格を得るためには実務経験を積む必要があったが、今後は技術検定の合格者を施工管理技士として現場に配置できるようになる。
国交省は同協会からの申請を審査し、新たな技術検定の指定試験機関を決定する。