一般社団法人日本建築士事務所協会連合会(日事連)が主催する「既存住宅状況調査技術者講習」(新規講習)は、2月23日開催分が満席となったことから、3月1日に追加開催することが決まった。会場は宮崎県建設会館5階会議室。時間は9時30分から17時まで。2月20日まで受講申し込みを受け付ける。
平成28年の宅地建物取引業法の改正により、既存住宅状況調査(インスペクション)が法律的に位置付けられ、当該業務を行うことができる者は、国の登録機関等が実施する講習を修了した建築士と規定された。既存住宅状況調査業務は、建築士事務所のその他の業務に位置付けられ、様々な業務での活用が期待されている。
3月1日に開催する新規講習では、既存住宅状況調査の概要等として▽不動産流通市場の現状と国の取組状況▽既存住宅状況調査技術者の役割▽既存住宅状況調査の概要▽公正な業務実施のための遵守事項▽情報開示▽既存住宅状況調査の手順▽既存住宅売買時における調査結果の活用―について説明。
また、既存住宅状況調査の技術的基準等として▽既存住宅状況調査方法基準とその詳細▽既存住宅状況調査に付随する非破壊検査その他の調査▽調査報告書の記入▽住宅瑕疵の事例▽検査機器―について解説し、講義後に修了考査を行う。講師は宮崎県建築士事務所協会既存住宅状況調査講習会の担当委員が務める。
受講対象は建築士法第2条第1項に規定する一級・二級・木造建築士。定員60人。テキストや登録料等を含む受講料は2万1060円。日事連のホームページまたは宮崎県建築士事務所協会の窓口で入手できる申込書に必要事項を記入し、関係書類等を添えて申し込む。ただし、受講料振込み前に空席状況を問い合わせること。
問い合わせ及び申し込み先は、宮崎県建築士事務所協会事務局(〒880-0805宮崎市橘通東2丁目9番19号宮崎県建設会館4階、電話0985-29-1188、FAX0985-38-9418)。