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宮崎太陽銀行本店など3件が受賞 宮崎市景観賞(建築部門)

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▲写真は表彰式の模様

 宮崎市は平成29年度「宮崎市景観賞」(建築部門)の受賞作品に▽宮崎太陽銀行本店▽森のクリニック▽観光商業施設青島屋―の3件を選定した。22日に宮崎市役所で表彰式を開き、戸敷正市長が各建物の所有者に表彰状と記念の盾を贈った。

 豊かな自然や風土と調和し、美しく魅力あふれる優れたデザインの建築物や工作物、まちづくり活動等を表彰することで、市民の景観づくりに対する意欲や関心の高揚を図り、美しい自然と情景につつまれた景観都市づくりを推進するもの。

 平成29年度の宮崎市景観賞は、昨年8月1日から10月31日にかけて建築部門の作品を募集。応募のあった39件について選考委員会が書類審査及び現地審査を行い、受賞作品を決定した。

 平成15年竣工の宮崎太陽銀行本店(広島2丁目)は、建築としての個性を表現しつつ、周辺利用者や周辺環境に配慮し、街の快適な景観形成に寄与している。設計者は日本設計・前田設計JV、施工者は戸田・志多・吉原・増田・坂下JV。

 医療法人光穂会が運営する森のクリニック(大字芳士)は、自然緑地に囲まれた敷地に於いて、建築物デザインと芝生をベースとしたオープンスペース等により固有の景観を形成している。設計者は宮崎設計、施工者は大和開発。

 宮交ショップアンドレストランの青島屋(青島2丁目)は、参道への入口のイメージ形成と参道空間の景観的まとまり性に加え、隣接する植物園と景観上・利用上、連続させて相乗効果を高めている。設計者は猪股浩介建築設計、施工者は坂下組。

 22日に行われた表彰式で、戸敷市長は「皆さんの宮崎を思う気持ちが景観と建物にマッチングした」と述べ、受賞者一同の景観づくりに向けた取り組みを称えた。