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4月に新規・移行講習を開催 既存住宅状況調査技術者

 公益社団法人日本建築士会連合会は、建物状況調査(インスペクション)を担う人材を育成するための「既存住宅状況調査技術者講習」を各地で開催する。宮崎県内では、4月5日に移行講習、4月11日に新規講習を開催する。会場はいずれも宮崎市のJA・AZMホール。受講申し込みは郵送またはWEBのいずれかで受け付ける。

 平成28年6月の宅地建物取引業法改正により、ことし4月から宅建業者が中古住宅の媒介契約の際にインスペクション業者をあっせんし、調査結果を重要事項説明として買い主に報告することが義務付けられた。インスペクションを行う技術者は、既存住宅状況調査技術者講習を受講した一級・二級・木造建築士でなくてはならない。

 従来のインスペクター登録は、長期優良住宅化リフォーム推進事業の現況検査を行うものであり、既存住宅状況調査を実施することはできない。ただし、従来のインスペクター登録者を対象に、規定講義の一部を免除した移行講習を設けており、他団体登録のインスペクターもこれを受講することで既存住宅状況調査技術者の登録が可能となる。

 移行講習の開催日は4月5日。時間は10時20分から15時50分まで。定員40人。受講対象者は、国土交通省の長期優良住宅化リフォーム推進事業のインスペクターとして講習登録団体に登録されいる建築士とする。消費税及びテキスト代等を含む受講料は、郵送申し込みが1万7280円、WEB申し込みが1万6740円。

 一方、新規講習の開催日は4月11日。時間は9時から16時50分まで。定員60人。受講対象者は一級・二級・木造建築士とする。消費税及びテキスト代等を含む受講料は、郵送申し込みが2万1600円、WEB申し込みが2万1060円。

 WEB申し込みは、日本建築士会連合会のホームページ内に設けた専用フォームで行う。申し込みに関する問い合わせ先は、日本建築士会連合会既存住宅状況調査技術者講習本部(電話03-3456-2061)。県内講習に関する問い合わせ先は、宮崎県建築士会(電話0985-27-3425)。

講習の開催案内