全国管工事業協同組合連合会(全管連、大澤規郎会長)は2月9日、都内で開いた恒例の事務局研修会に建設業振興基金企画担当調査役の石原寛之氏と同補佐の田中勝明氏を講師に招き、「建設キャリアアップシステム」についての講習を行った。
この日の研修会には、全管連傘下の協同組合事務局員らが参加。キャリアアップシステムの概要、利用手順と料金、国土交通省などが考える同システムを活用した技能者の処遇改善や現場管理の効率化などに関する政策展開について二人の講師から説明を聞いた。
石原氏は、キャリアアップシステムの基本方針について、「技能者の経験が蓄積されるシステムを構築し、評価に応じた処遇の実現や労働環境の改善を目指すことにある」などと説明。今後このシステムに蓄積される情報を活用した建設技能者の能力評価の在り方について議論している国土交通省の検討会が、2018年3月に中間取りまとめを行う予定でいることなどを伝えた。
田中氏は、インターネット、窓口、郵送―の3種類の申請方法のある「技能者情報登録」の手順を解説。登録に際しての注意点などについても話した。