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福祉のまちづくりに貢献、小林まちづくりに表彰状 宮崎県

 宮崎県は12月3日、「人にやさしい福祉のまちづくり表彰」及び「障害のある人もない人も共に暮らしやすい宮崎県づくり表彰」の表彰式を県庁で開いた。人にやさしい福祉のまちづくり表彰の功労団体表彰を受賞した小林まちづくり株式会社(柊崎庄二代表取締役)ら3人と3団体の代表に、鎌原宜文副知事が表彰状を贈った。

 人にやさしい福祉のまちづくり表彰は、毎年12月の「人にやさしい福祉のまちづくり推進月間」の啓発活動の一環として、啓発用デザイン画の入賞者と福祉のまちづくりの推進に貢献した個人や団体を表彰するもの。これに合わせて、障がいの有無にかかわらず、共に生きる社会の実現に貢献のあった個人や団体も表彰している。

 人にやさしい福祉のまちづくり表彰の功労団体表彰(施設整備部門)を受賞した小林まちづくりは、スーパー跡地の再活用による賑わいの創出等を図るため、店舗や市民交流スペース、オフィススペース、賃貸マンションを備えたTENAMUビルを小林市細野に建設。設計は臣建築設計事務所、施工は坂口建設が担当した。

 TENAMUビルの敷地内通路やエレベーターの乗降ロビー、レジ通路は、県が定める人にやさしい福祉のまちづくり条例に基づく整備基準を上回っている。このほか、オストメイト対応トイレや授乳室を設置するなど、誰もが利用しやすい配慮がなされており、他の模範となる施設整備を行っていることが高く評価された。