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公募型プロポで設計業務を告示 陸上競技場及び公園整備

 宮崎県は12月21日、公募型プロポーザルで候補者を特定する「陸上競技場建設及び山之口運動公園整備に係る基本設計等業務」を告示した。2026年に本県で開催する国民体育大会・全国障害者スポーツ大会に向けて、山之口運動公園に整備する陸上競技場の基本・実施設計と公園整備に係る基本設計を行う。参考業務規模は2億1100万円(税込)以下を想定する。

 山之口運動公園(都城市山之口町花木)の区域を現在の約11㌶から約22㌶に拡張し、第1種公認の陸上競技場、第3種公認の補助競技場、投てき練習場、多目的広場、公園施設、駐車場等を整備する。造成工事を含む概算工事費は公園全体で約200億円で、このうち陸上競技場及び投てき練習場は約100億円を見込む。

 第1種公認の陸上競技場に関しては、▽トラック(全天候舗装型)400m×9レーン▽フィールド(天然芝)107m×73m▽屋根付き観覧席(メイン・バックスタンド)▽ナイター設備―などを設け、床面積の合計を2万5000m2程度(芝生席など屋根の無い観覧席を含む)、観客席を1万5000人以上(芝生席を含む)とする。

 当該業務では、前述の陸上競技場や天然芝の投てき練習場整備に係る基本・実施設計、、第3種公認の補助競技場や多目的広場整備に係る基本設計のほか、クロスカントリーコース、園路、児童広場、芝生広場、駐車場、休憩所等の公園施設整備に係る基本設計を委託する。履行期間は契約締結日から平成33年3月25日まで。

 プロポーザルの参加要件は、代表構成員1者とその他構成員1者または2者で構成する設計業務共同企業体。設計JVの結成方法は構成員の自主結成とする。いずれの構成員も、建築設計業務に係る宮崎県の入札参加資格認定を受けている者であり、建築士法第23条第1項に規定する一級建築士事務所登録簿に登録されていること。

 代表構成員は、平成15年12月1日から30年11月30日までに契約履行が完了した陸上競技場、サッカー等の専用球技場、野球場及び体育館等のうちいずれかの体育施設の新築または増改築工事に係る設計業務のうち、当該工事に係る部分の延床面積が1万m2以上(観覧席の床面積を含む)の実績を有すること。

 その他の構成員は、宮崎県内に主たる営業所を有する者であり、1者は一級建築士が2人以上所属する一級建築士事務所であること。この場合の一級建築士は、その他構成員の代表者等、またはその他構成員と直接的かつ恒常的な雇用関係を有する者で、参加申込書提出日時点で3カ月以上の雇用関係を有する者とする。

 一次審査で、配置予定技術者の資格や配置予定技術者の技術力、業務実施方針及び手法を審査し、技術提案書の提出者として5者程度を選定。二次審査では、業務実施方針及び手法、評価テーマに対する技術提案、担当チームの対応力、参考見積書について評価を行い、最優秀者1者と優秀者(次点)1者を選定する。

 プロポーザルのスケジュールは、▽参加資格審査申請書及び参加申込書提出期限=平成31年1月21日▽参加資格審査結果通知=1月25日▽一次審査=1月30日▽技術提案書提出者の選定通知=1月31日頃▽技術提案書提出期限=3月4日▽二次審査(プレゼン・ヒアリング)=3月14日▽特定通知=3月15日頃―とする。

 参加説明書や仕様書、様式、参考資料等は宮崎県のホームページで確認できる。手続等に係る担当部署は、宮崎県総合政策部国体準備課施設整備担当(〒880-8501宮崎市橘通東2丁目10番1号県庁本館3階、電話0985-26-0084、FAX0985-24-1723)。