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建築主体工事と空調換気工事を公告 内藤記念館再整備

 延岡市は12月19日、条件付一般競争入札で行う「内藤記念館再整備建築主体工事」及び「内藤記念館再整備空調換気工事」を公告した。既存施設の老朽化や展示スペースの不足等を背景に、内藤記念館を現在地に再整備するにあたり、本館の建築主体工事、空調工事を施工する。工期は平成32年12月15日まで。税抜の公表価格は、建築主体が13億3332万1000円、空調換気が2億0621万3000円。

 市が保有する歴史・文化に関わる様々な資料を適切に保管しながら有効活用し、郷土への誇りや愛着を醸成する次世代教育の場として、また、全国への情報発信や誘客を図る施設として、現在地に本館や和室棟、日本庭園等を整備する。新施設は国の重要文化財や美術品等の展示も可能な歴史民俗博物館として整備する。

 このうち本館の建築規模は、RC造一部SRC・S造2階建延べ3380m2。1階には市産材を活用したエントランスホールや貴重な資料が展示できる企画展示室、文化財等を適切に管理・保管できる収蔵庫を配置する。2階には城山を望める展望ロビーや体験展示室、市の歴史や文化を紹介する平常展示室を設ける。

 他方、多様な市民の文化活動及び交流拠点として、日本庭園と一体的に整備する和室棟の規模は木造平屋建延べ191m2。敷地東側の立木を整理し、和室棟から城山への展望を確保するほか、屋外エレベーターやスロープ等を設置してバリアフリーにも配慮する。和室棟や外構に関しては、来年度以降に実施設計の見直しを行う。

 建築主体工事の参加要件は、延岡市の競争入札参加資格者名簿に建築一式工事として登載され、市内に本店を有する3者または4者で構成する特定建設工事共同企業体。いずれも建築一式工事に係る経営事項審査を受審し、代表構成員と第一構成員は建築一式工事のA級、その他の構成員は同A級またはB級に格付けされていること。

 空調換気工事の参加要件は、市の名簿に管工事として登載され、管工事に係る経営事項審査を受審している3者で構成する特定建設工事共同企業体。代表構成員は県内に本店または支店等を有する者で、市内に本店を有する場合は管工事のA級に格付けされていること。その他の構成員は市内に本店を有し、管工事のA級に格付けされていること。

 設計図書は入札情報サービスからダウンロードできる。申請書等は平成31年1月16日までに電子入札システム及び紙面で提出すること。紙面の場合は担当課へ直接持参する。入札参加資格確認結果は1月22日までに通知する。電子入札で1月23日から1月25日にかけて入札書を受け付け、1月25日に開札する。

 入札手続等の問い合わせ先は企画部契約管理課(電話0982-22-7048)、工事担当課は都市建設部建築住宅課(電話0982-22-7067)。