▲写真は見学会の模様
一般社団法人宮崎県電業協会(牛島宏会長)は12月13日、県立延岡工業高等学校の生徒を対象とした現場見学会を開催した。同校の電気電子科に通う1年生40人とともに、宮崎県企業局が運営する延岡市の祝子発電所や地元農業協同組合が運営する日之影町の大日止昴小水力発電所を見学した。
現場見学会は、祝子発電所や大日止昴小水力発電所の役割、水力発電の基本原理や特徴などを学ぶとともに、発電所建設現場における電気工事の内容や技術等に関する知識を習得することで電気工事業に対する理解を深め、将来の職業を選択する際の参考にしてもらおうと実施されたもの。
開会式で挨拶した牛島会長は、今年で見学会が3年目を迎えることを説明し、電気や電子は人が生活していく上で必要不可欠であることを強調。見学会で学んだことを今後の勉強に役立ててもらい、電気工事業に対する理解や関心を深め、将来は社会インフラの担い手として活躍してもらうよう呼び掛けた。
祝子発電所の見学では、宮崎県企業局施設管理課の山本正信氏が企業局の役割や事業の概要について説明。同じく高巣輪二氏が施設の概要や変電設備、水圧菅について説明を行い、生徒達は3つの班に分かれて発電設備や配電盤室などを見学した。
このほか午後からは、日之影町の大日止昴小水力発電所を見学。西南電気技術顧問の新田壽彦氏と興電舎営業二課課長の興梠修一氏が事業・工事概要について説明した。参加した生徒は担当者の説明に耳を傾けながら、興味深く発電所内を見学していた。