国土交通省は、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などの新技術をまちづくり分野に取り入れるスマートシティの実現に向け、企業・団体から活用可能な技術のシーズの提案、地方公共団体から課題などのニーズと将来ビジョンをそれぞれ募集する。締め切りは2019年1月25日まで。提案されたニーズ・シーズを踏まえ、2019年春以降にモデル事業の公募・選定を行う。
ニーズ・シーズの募集に際し国交省は、スマートシティの実現により解決したい課題のテーマとして▽交通・モビリティ▽エネルギー▽防災▽インフラ維持管理(老朽化)▽観光・地域活性化▽健康・医療▽生産性向上▽環境▽セキュリティー▽物流▽コンパクトなまちづくり▽その他―の12分野を設定。
また、スマートシティの実現に資する技術には通信ネットワーク・センシングや、AIなどを活用した分析・予測、データ保有、プラットホーム構築、データ活用などを挙げた。
モデル事業は「数カ所程度」を想定しており、ニーズ・シーズなどを踏まえて今後決める。応募様式は同省ホームページからダウンロードできる。