▲写真は勉強会の模様
建設コンサルタンツ協会(建コン協)本部の「業界展望を考える若手技術者の会」は、先進的な働き方を実現しているとの評価が高いサイボウズの協力を得て実施してきた「建コン働き方アイデアソンwithサイボウズ」を終えた。今回の成果を踏まえ、若手世代が考える幸せな働き方と、実現に向けたロードマップを提言書にまとめる。
同会は、自らが業界のあるべき働き方を考え、その実現に向けて行動することを目的として、「働き方アイデアソンwithサイボウズ」を10月15日、11月15日、12月7日―の3回、サイボウズ東京オフィスで行ってきた。
アイデアソンでは、講師を依頼したサイボウズの社員から同社の先進的な制度・ツール・企業風土について聞くとともに、「働き方に関する問題解決」「チームワークの醸成」「働くモチベーションの向上」のためのフレームワークを学び、建コン業界の働き方の問題点を洗い出し、問題解決のためのアクションプランについて検討した。
同会によると、アイデアソンを実施中の2カ月間に、この勉強会での学びを自社に持ち帰った複数のメンバーが経営層に働き掛けた結果、「企業内若手有志組織の立ち上げ」「チームワーク創造研修の実施」「経営者と若手社員の定期ミーティングの開催」「ワークフローの電子承認化」―などの施策が実現しているという。
こうした活動をさらに加速化するため、同会は今回のアイデアソンに参加したメンバーを中心としたオンラインコミュニティを作り、活動を継続していくことを申し合わせており、若手技術者がこのオンラインコミュニティを核として自らの働き方を考え、経営層の理解を得ながら建コン業界の働き方改革をけん引していきたい考えだ。