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施工現場の安全意識を向上 宮崎港・細島港安全大会

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▲写真は挨拶する藤澤所長、大会、安全宣言の模様

 国土交通省九州地方整備局宮崎港湾・空港整備事務所(藤澤友晴所長)と宮崎県北部港湾事務所(平部隆典所長)は11月28日、日向市内で「宮崎港・細島港安全大会」を開催した。両事務所の職員や管内で建設工事を請け負う受注者ら30人が参加し、講話等を通じて安全意識の更なる高揚を図った。

 港湾工事の施工現場に於ける安全意識の向上や工事事故の防止を目的に開催されたもの。主催者を代表して挨拶に立った藤澤所長は、「日頃から様々な視点で災害発生の可能性を予測し、未然に防ぐ努力をしていただいている」と述べ、事故の未然防止に向けた参加者一同の努力に感謝の意を示した。

 一方で「ひとたび事故が発生すると、作業員の方々の身の安全が損なわれると同時に、企業に於いても膨大な時間や経済的な損失が生じる」と指摘。「事故は百害あって一利なし」と強調したうえで、「本日の安全大会を契機とし、事故防止の取り組みが一層推進されることを期待する」と呼び掛けた。

 安全講話では、延岡労働基準監督署の藤本覚安全衛生課長が労働災害防止に向けた具体的な取り組みを説明したほか、墜落制止用器具や働き方改革等について解説した。宮崎港湾・空港整備事務所の大串哲哉副所長は、港湾・空港工事の安全施工について講演し、管内の事故の発生状況や事例、対策等を説明した。

 安全宣言で細島港工事安全衛生連絡協議会の伊藤聡代表は、▽作業計画・作業手順周知会の実施▽ヒューマンエラー防止対策の強化▽墜落・転落災害防止対策の実施▽重機災害防止対策の実施▽快適職場づくりの推進―を図り、協議会や各社、個人が一体となって「災害のない明るい快適職場づくりを推進する」と誓った。