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地域社会の期待に応える 宮崎県生コン組合が50周年事業

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▲写真は挨拶する木田理事長、祝辞を述べる河野県知事、式典のもよう

 宮崎県生コンクリート工業組合(木田正美理事長)は去る10月26日、宮崎市内で組合創立50周年の記念事業を開いた。組合員をはじめ、国会議員、宮崎県知事、県議会議員、県内各市町村長、関係団体から総勢250名余が出席する中、50年の節目を盛大に祝った。

 記念式典の冒頭、挨拶に立った木田理事長は「コンクリートは人を守る」というスローガンのもと、長きにわたり本県のインフラ整備に尽力してきた組合諸先輩への感謝を表し、今後求められるより高い品質管理や人材育成の強化に努めていくと語ったのち、「これからの1日1日を大事にしながら、共存共助の精神で更なる経営安定を図っていく」と自らの思いを述べ、最後に「これからの50年を見据え、地域社会の期待に応えていく組合として、メンバー一丸となりより一層努力していく」と力強く挨拶を締めくくった。

 続いて来賓祝辞では、河野俊嗣県知事を始め、外山衛県議会副議長、本県選出の国会議員、二階俊博衆議院議員のビデオレターなど7名から祝辞が述べられ、これまで幾多の困難を乗り越え継続してきた組合に対する敬意と、建設業において最重要施設であるコンクリートを通じた業界の牽引役として、次の50年の歴史を刻んでほしいとエールが送られた。このあと、組合に対する長年の功績を称え、増田十郎氏、大野全英氏の両名が表彰され、木田理事長より賞状と記念品が手渡された。また、式典終了後には記念祝賀会も開かれ、参加者同士が思い思いに言葉を交わしながら、次の50年に向け決意を新たにしていた。

 なお、この日は50周年を記念して、一般社団法人日本橋梁建設協会副会長の吉崎収氏(元国交省九州地方整備局長)を講師に招き、記念講演会も開催された。講演会は「つなげてなんぼ~宮崎の道路ネットワークと課題~」と題して、本県における高速道路の整備状況についての説明や、全国で整備されている高速道路を例に挙げ、道路が繋がって得られるメリットなどについて興味深い解説があった。