一般社団法人宮崎県建設業協会は、平成30年度下期の「2級建設業経理士検定」に係る受験準備講座を、平成31年1月15日~17日に宮崎県建設会館5階会議室で開催する。時間は9時30分から17時15分まで。受講資格は、建設業経理事務士3級合格者及び3級有資格者と同等以上の知識を有する者。
建設業経理士の2級検定では、「建設業の簿記、原価計算及び会社会計」をテーマに、実践的な建設業簿記や基礎的な建設業原価計算を修得し、決算等に関する実務を行えることを求める。受験準備講座では、一般財団法人建設業振興基金の2級特別研修講師経験者がテキスト等を用い、試験のポイントなどを解説する。
カリキュラムは、▽1日目=3級の復習と建設業会計の基礎、工事原価の費目別計算と工事間接費の配賦、工事原価の部門別計算▽2日目=主要取引の会計処理(完成工事高、流動資産、流動負債、固定資産、引当金等)▽3日目=主要取引の会計処理(株式会社会計、社債等)、決算と財務諸表、本支店会計―など。
消費税及びテキスト代込の受講料は、協会会員が1万2000円、非会員が2万1000円。希望者は協会ホームページからダウンロードできる申込書に必要事項を記入し、FAXで送付する。申し込み及び問い合わせ先は、宮崎県建設業協会(電話0985-22-7171、FAX0985-23-6798)。
■登録講習はブロック単位のみ開催
一般財団法人建設業振興基金と一般社団法人宮崎県建設業協会が平成23年度から本県で開催していた「1級・2級建設業経理士登録講習会」は、今年度からブロック単位での開催のみとなる。九州ブロックの開催場所は福岡建設会館。開催日は、1級が31年1月17日、2級が同年1月18日を予定する。
登録建設業経理士制度は、会計・経理知識の維持向上を意欲的に行い、検定試験合格後も積極的な自己研鑽を行う者であることを振興基金が証明・認定する任意の実務者登録制度。振興基金が実施する登録講習会の修了者に「登録1級・2級建設業経理士」の称号が付された登録証を発行する。登録期間は5年間。
受講対象者は1級及び2級建設業経理士の合格者。講習会のカリキュラムは、1級が▽監査論と内部統制▽完成工事高の計上▽民法改正の概要―など、2級が▽登録建設業経理士の業務と担うべき役割▽建設業の経理実務に必要となる財務諸表論と財務分析の知識―などとする。時間はいずれも10時から16時50分まで。
税込の登録料及び受講料は1万5430円。受講希望者は、講習開催日の2週間前までに振興基金ホームページ内の専用フォームから申し込む。会場の都合上、定員に達した場合は申し込みを締め切る場合もある。講習会に関する問い合わせ先は、建設業振興基金(電話03-5473-4581)。