国土交通省は、日本企業が携わった海外プロジェクトや、海外進出する中堅・中小建設企業に対する大臣表彰「ＪＡＰＡＮコンストラクション国際賞（通称・ＪａｐａＣｏｎ国際賞）の募集を開始した。２０１９年１月８日を期限に「建設プロジェクト部門」と「中堅・中小建設企業部門」の２部門で応募を受け付ける。同年２月の受賞対象の決定、３月の表彰式を予定している。
ＪａｐａＣｏｎ国際賞は、海外インフラ輸出を推進する政府が掲げた「質の高いインフラ」、海外で活躍する中堅・中小建設企業を対象として昨年度創設した。先導的な海外プロジェクトや日本企業を後押しし、建設業に対する若年層の関心を呼び込む狙いもある。
２回目となる１８年度も応募要件は前回とほぼ同じ。建設プロジェクト部門は、設計者、施工者、施主、ＰＭ・ＣＭの施工管理者、ＰＰＰの出資者などが対象で、１３年４月１日以降に完成し、瑕疵（かし）担保期間が終了していることが条件となる。
中小・中堅建設企業部門は、海外で建設、設計、測量、建設資機材の供給などの事業活動を行っている資本金10億円以下、従業員数３００人以下の企業などを対象とする。申し込み先はＪＡＰＡＮコンストラクション国際賞事務局・電話０３（３３７０）２４１１。