建設ネット企画画像 四角 四角

若手育成や品質・技術の向上に努める 宮崎県防水工事業協同組合

B00054786_2           B00054786_1

▲写真は挨拶する平木代表理事、総会の模様

 宮崎県防水工事業協同組合(平木泰英代表理事)は11月21日、宮崎市内で平成30年度の通常総会を開催した。組合員及び賛助会員などの代表が出席し、平成30年度事業報告や決算関係書類の承認、平成31年度事業計画や収支予算決定に関する審議を行い、いずれの議案も満場一致で承認可決された。

 挨拶で平木代表理事は、今年6月に急逝した長峰広志前代表理事の思いを継ぎ、組合の更なる発展を目指していく考えを示し、「魅力ある業界となれるよう、若手の育成や品質・技術力の向上に取り組んでいく」と意気込みを語った。その後、長峰前代表理事の長年にわたる功績や組合への貢献を称え、長峰利香氏に感謝状が贈られた。

 来賓として招かれた戸敷正宮崎市長は、小中学校で実施している清掃・点検奉仕活動に敬意を表し、公共施設の長寿命化に向けて「行政と組合が連携しながら、維持と拡充を図って欲しい」と協力を求めた。宮崎県議会の横田照夫議員は「組合の高い技術力は次世代に継承すべき技術」と述べ、若手の確保・育成の重要性を訴えた。

 議長に佐藤修副理事長を選出して行われた議案審議では、▽平成30年度事業報告▽平成30年度決算関係▽平成31年度事業計画案▽平成31年度収支予算案▽平成31年度賦課金及び受注斡旋手数料、検査手数料徴収額▽平成31年度役員報酬額―の各議案を慎重審議し、いずれも満場一致で承認された。

 このうち、平成31年度の事業計画に関しては、共同受注事業や共同受注斡旋事業、共同受注・共同販売事業、教育情報事業、共同受注工事の組合検査事業、資材共同販売事業、共同購買事業、共同宣伝事業、技術検査研究事業、技術向上勉強会、福利厚生事業などを積極的に推進していくことを決めた。

 一方で、各種委員会を通じて、労働安全大会や技能検定のためのトライアルの実施、組合検査員及び組合所属従業員の技術向上、地域貢献活動、若手作業員との意見交換などに取り組むほか、地方自治体に対して学校等の大規模改修工事に於ける防水・外壁改修工事の分離発注をPRしていくことを確認した。