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プール整備地は錦本町の県有地で検討 河野知事

 2026年(平成38年)の国民体育大会及び全国障害者スポーツ大会の開催に向けて、宮崎県が整備を計画するプール施設に関して、河野俊嗣知事は開会中の県議会の一般質問に対する答弁で、これまでに示していた建設予定地のうち「宮崎市錦本町の県有グラウンド」に整備する考えを示した。

 整備を計画するプール施設は、国際プール基準を満たす屋内型の競技プール(50m×25m/10レーン)と、一般プール基準を満たす原則屋内型の補助プール(25m×13m)を想定。2000席~2500席の観客席(一部仮設可)を設け、延床面積の合計を1万m2程度と想定している。

 建設予定地として、宮崎市錦本町の県有グラウンドや熊野の県総合運動公園をあげていたが、南海トラフ巨大地震発生の可能性が指摘されるなか、総合運動公園に「新たな大規模集客施設としてプールを整備することは難しい」とした上で、「整備地は宮崎市錦本町とすることで検討を進めたい」と述べた。

 今年7月に行った官民連携による施設整備の可能性を探る民間事業者との対話でも、錦本町の県有グラウンドの方が官民連携整備の可能性が高いとの意見が多数を占めていた。近く基本計画の素案を整理し、31年1月にパブリックコメントを行い、同年2月~3月に基本計画をとりまとめる予定でいる。