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日向工生に建設業の魅力PR 宮崎建協が現場見学会

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▲写真は見学会の模様

 建設業の魅力を若者に知ってもらおうと、一般社団法人宮崎県建設業協会(山﨑司会長)は11月19日、県立日向工業高等学校の建築科1年生を対象とした現場見学会を開いた。参加した約40人の生徒や建築科の教師が、市内で施工中の建築工事の現場等を見て回り、建設業に対する理解と見識を深めた。

 宮崎県建設業協会では、建設産業の健全な発展や担い手の確保・育成、業界のイメージアップ向上などを目的に、若年者入職促進や人材育成に係る各種事業を展開。県内高校の建設系学科の生徒を対象とした出前講座や現場見学会のほか、各地区建設業協会を主体とした就業体験等に積極的に取り組んでいる。

 午前中の見学会は、坂本・木倉JVが施工する富高小学校校舎の建築主体工事の現場で開催。発注者である日向市教育委員会教育総務課の一木博文氏は、老朽化が進む危険校舎を解体し、跡地に校舎を建設する工事であることを説明し、同じく建設部建築住宅課の塩田将央氏は、現場の安全管理の重要性などを説いた。

 現場代理人を務める坂本建設株式会社の永田浩二氏は、施設の規模や工事の流れ、進捗状況を写真や平面図を使って説明し、木造2階建の校舎を建設するにあたり、地元産材を積極的に活用していることを紹介した。生徒達は建物内部を自由に見て回り、引率した教師や現場担当者の説明に耳を傾けていた。

 当日はこのほか、坂本建設が施工する社会福祉施設の移転建替事業の建設現場も見学。午後からは、案内役を一般社団法人宮崎県建築士会日向支部にバトンタッチし、完成引き渡し前の木造住宅を見学した。

 富高小学校の現場に生徒を受け入れた坂本建設の永田氏は、「建設中の現場を見学することで、立体的に建物を捉える力を身に付け、製図等の授業に役立てて欲しい」「様々な工種の人達が力を合わせ、現場の安全確保に努めながら、一つの建物を完成させていることも知ってもらえれば」と話した。