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国際航業が基本計画を落札 宮崎駅西口駅前広場再整備

 宮崎県宮崎土木事務所は11月16日、「宮崎駅西口駅前広場基本計画策定業務」の入札を指名10者で執行。その結果、国際航業が1229万7000円で落札した。委託期間は平成31年3月29日まで。税抜の予定価格は1536万6000円だった。

 宮崎駅西口周辺(宮崎市錦町)は、平成30年3月に策定された「宮崎市まちなか活性化推進計画」で交通結節拠点エリアに位置付けられ、その機能として「宮崎駅周辺から高千穂通りやあみーろーど、橘通り3丁目周辺へ回遊」が求められている。

 一方、宮崎駅西口に於いては、九州旅客鉄道株式会社と宮崎交通株式会社が商業施設やオフィスが入居する複合ビル2棟の建設を計画。宮崎駅や高架下商業施設のリニューアルも行い、2020年(平成32年)秋の開業を予定している。

 これに伴い、駅西口の人の流れが大きく変化すると想定されるため、周辺地域への回遊性の向上や情報発信に向けた取り組みの一つとして、人々が集い、賑わいのある、本県の玄関口としてふさわしい広場空間に再整備するための基本計画を策定する。

 具体的には、現地踏査や現況と課題の整理、駅周辺に於ける通行量調査等を踏まえ、駅前広場としての機能及び賑わい空間としての機能(連続性及び回遊性)を検討した上で、駅西口広場に必要な歩道・イベント広場・施設・植栽等の配置方針をまとめる。

 また、学識経験者や事業者、関係行政機関等で組織する「宮崎駅西口広場再整備検討委員会」の資料作成や意見整理、運営補助等を実施。委員会での検討結果を踏まえ、駅西口広場のレイアウト及びデザインの方向性等を含む基本計画をとりまとめる。