建設産業担い手確保・育成コンソーシアム(事務局・建設業振興基金)は、高校教員向けの「実務施工体験研修」の報告書をまとめた。8月に全国3カ所で開いた研修には工業高校の教員ら24人が参加。建設業になじみのない普通高校や小中学校の教員からは「生徒・児童のキャリア教育に役立てたい」といった感想が聞かれたという。
研修は、教員に10年に1度の受講が義務付けられている教員免許更新講習の認定を受け、17年度から行っている。18年度は富士教育訓練センター(静岡県富士宮市)、三田建設技能研修センター(兵庫県)、福岡県中小企業振興センター(福岡市)の3カ所で行われ、参加した教員が墨出し、配筋、鉄筋組立、型枠などの現場実習を受けた。
コンソーシアムは、19年度も同じ研修を全国3カ所で開催する予定だ。