宮崎県西臼杵支庁(県土整備部)は10月31日、指名競争で「国道218号雲海橋耐震補強詳細設計並びに補修設計業務」の入札を執行。その結果、長大が3274万9500円で落札した。国道218号に架橋されている雲海橋(橋長199m、鋼中路式平行弦ソリッドリブアーチ橋)の耐震補強詳細設計及び橋梁補修設計を実施する。
当該業務では、業務の目的や内容等について十分に検討し、実施方針や実施工程等をとりまとめた業務計画書を提出。同橋の現況や周辺地形状況など、耐震補強対策工事を行う上で支障物件の有無を確認するための現地踏査を行うとともに、雲海橋の既存資料を収集整理し、耐震補強詳細設計に必要な情報を抽出する。
過年度に行った検討業務の結果を踏まえ、宮崎県特殊橋耐震補強設計要領(案)に基づき、▽粘性ダンパー本体と取付構造▽アーチ基部の支承補強構造▽A1・A2支承の補強構造▽当て板補強▽落橋防止構造と取付構造―の詳細設計や施工計画図の作成等を行うほか、溶接亀裂の発生原因の推定や補修補強工法の検討も行う。
入札の指名業者は、長大、大日本コンサルタント、千代田コンサルタント、パシフィックコンサルタンツ、橋梁コンサルタント、八千代エンジニヤリング、国際航業、建設技術研究所、東京建設コンサルタント、日本工営の10者。委託期間は平成31年3月25日まで。税抜の予定価格は4091万8000円だった。