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春田バイパスで桜の手入れ 全建緑陽会と庭師二十日会

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▲写真は奉仕活動の模様、参加者

 宮崎県県土整備部の技術系OB職員でつくる全建緑陽会(濱田良和会長)は11月9日、西都市の国道219号春田バイパスで平成30年度のボランティア美化活動を実施した。作業には西都市の庭師二十日会(竹内勝彦会長)のメンバーを含む約30人が参加。平成20~21年度に植樹した桜の木の手入れに汗を流した。

 全建緑陽会は、本県の建設技術向上や事業推進に資することなどを目的に設立された団体。県内各地で除草や清掃、道路・河川美化、植樹などのボランティア活動を積極的に展開しているほか、今年8月には大規模災害発生時に市町村の復旧作業を手助けする「災害復旧エキスパート制度」の活動団体に承認されている。

 作業当日、全建緑陽会の会員と西都市内の造園関係者で組織する庭師二十日会の会員が、東九州自動車道・西都インターチェンジ付近の春田バイパス内に設けられた駐車帯に集合。庭師二十日会の指導と協力の下、先の台風で傾いた支柱の修繕や植樹したしだれ桜の剪定、施肥を行ったほか、周辺のゴミ拾いに汗を流した。

 ボランティア部会の榎木惠一部会長は、「宮崎県の建設行政に携わってきた者として、これまでの経験や知識を生かした活動が道路環境の向上や地域貢献に繋がれば嬉しい」「地元の方々と協力して植樹や手入れをした桜が満開になり、西都地域の新たな名所になってくれれば」と話した。

■園元バイパスの花壇、コスモスなど見頃

 東九州自動車道の西都インターチェンジから西都市内方面に向かう国道219号・園元バイパスの歩道に設置された花壇が見頃を迎えている。赤や白、ピンクのコスモスのほか、いろとりどりの花が咲き乱れ、見事な花の絨毯を織りなしている。

 宮崎県西都土木事務所が主催し、地元の造園業協会や地域づくり協議会の協力を得て、市内の幼稚園や保育園に通う園児が花を植えた。各花壇にはそれぞれの幼稚園や保育園の看板が立てられている。バイパスをお通りの際には楽しんでみてはいかが。