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点検報告時の留意事項等学ぶ 消防用設備等セミナーを開催

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▲写真は挨拶する坂元理事長、講演する横山氏、セミナーの模様

 一般財団法人日本消防設備安全センターと一般財団法人宮崎県消防設備協会(坂元耕三理事長)が主催する平成30年度「消防用設備等セミナー」が10月4日、宮崎市民文化ホールで開かれた。セミナーには協会関係者や消防機関の職員、一般県民など約120人が参加。消防用設備等の点検報告要領や点検時の事故事例に関する講演が行われた。

 消防法では、防火対象物の関係者に対し、当該防火対象物の用途や規模、構造、収容人員に応じ、所要の消防用設備等を設置し、かつ適正に維持することを求めている。適切な消防用設備等の設置と維持に対する理解を深め、建物の安全・安心の推進に資することがセミナーの目的。

 主催者を代表して挨拶に立った坂元理事長は、昨年6月に創立40周年を迎えた宮崎県消防設備協会が取り組む消防用設備等の適正な設置及び維持管理に向けた事業等について説明したのち「本日のセミナーに、消防関係職員の方々や防火対象物の関係者の方々のみならず、多くの一般の県民の皆様に御参加いただき、感謝を申し上げる」と挨拶した。

 セミナーでは、宮崎市消防局予防課の横山幸至郎課長補佐が「消防用設備等の点検報告時の留意事項」と題して講演。点検制度の概要や報告時の留意点のほか、今年6月に改正された自家発電設備の点検基準の見直しについて解説。横山氏は「安全安心な生活には、適切な消防用設備の設置や点検等に対する理解を深めることが重要」と述べた。

 このほか、日本消防設備安全センターの根廻智哉氏が「最近の消防法令の改正」と題して、平成24年から平成29年にかけて改正された消防法令に関して、経緯や見直しの内容について説明した。同センターの岡田康弘氏は「消防用設備等の奏功及び点検時の事故事例」について、配布した資料に沿って分かり易く解説した。