西米良村は、村立保育所の「ふたば園」を、認定こども園の機能を有する施設として整備する計画を進めている。今月中にも施設整備に係る設計業者の選定を指名型プロポーザル方式で行う予定。計画が順調に進めば、今年度に設計業務を完了させ、来年度早期に建設工事に着手し、平成32年4月までの新園舎完成を目指す。
保育が必要な子ども以外の子どもも受け入れ、教育と保育を一体的に行う保育所型の認定こども園として整備することで、保育機能の拡充や保育体制の維持を図る。当初の計画では現在地での建て替えを予定していが、近接する一ツ瀬川の災害時に於ける氾濫等の危険性を考慮し、安全な地域への移転を軸に計画を変更する。
現時点では、村内でも安全性が高い地域に立地している特別養護老人ホーム天包荘(大字竹原432番地)の駐車場部分を移転候補地に挙げる。計画の変更に伴い、現在地での建て替えを前提に予定していた一ツ瀬川の擁壁工事は取り止め、園舎の移転後に既存施設を活用する場合は、工事の必要性を再考して実施する。
保育環境の維持及び認定こども園としての基準を満たすために必要な規模として、新園舎は延床面積670m2程度を想定。当初は2階建を想定していたが、建設地の変更に伴い、平屋建も視野に構造や階数を検討する。施設整備に係る基本・実施設計に関して、今月中に指名型プロポーザル方式で事業者を選定する予定。
計画が順調に進んだ場合、今年度に園舎整備に係る設計業務を完了させ、来年度早期に新園舎の建設工事に着手する見通し。最終的に平成32年4月までの完成を目指す。