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動物園の木製ベンチなど塗り替え 宮崎市塗装業協会

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▲写真は挨拶する堂地会長、開始式、作業の模様

 宮崎市塗装業協会(堂地隆一会長、会員23社)は、宮崎市内の公園施設等を対象とした平成30年度の「塗装奉仕活動」を実施した。先月から今月にかけて市内の16公園で遊具や施設の塗装を行ったほか、10月3日には会員各社の代表者らが宮崎市フェニックス自然動物園で木製ベンチ49基の塗り替え作業に汗を流した。

 明るく綺麗なまちづくりと市民の生活環境の美化推進に貢献しようと、協会では昭和50年から公園施設等の塗装奉仕活動を実践。毎年10~15公園の遊具等を対象に、会員各社がボランティアで塗り替え作業を行っている。宮崎市の戸敷正市長から感謝状が贈られるなど、これまでの協会の活動は高く評価されている。

 3日にフェニックス自然動物園で行われた開始式で、堂地会長は「我々の仕事は、モノや施設を塗装することで長期間にわたってこれを保護し、美しい景観を守ること。動物園の美観形成に我々の技術が役に立てば」と活動の意義を強調。会員各社の代表に「自ら作業することで塗装の楽しさや難しさを思い出して欲しい」と呼び掛けた。

 参加者は5つのグループに分かれて作業を開始。慣れた手つきで木製ベンチの汚れやほこりを取り除き、刷毛を使って緑色と茶色に丁寧に塗り上げ、作業を終えたベンチは新品同様に綺麗になっていた。現在、園内には約100基の木製ベンチが設置されており、来年度の活動で残りのベンチを塗り替える予定でいる。

 宮崎市都市整備部公園緑地課の後藤章二課長は、予算等の関係で公園施設の維持管理が十分に行き届いていない中、長年にわたる協会の献身的な活動に感謝の意を示した。フェニックス自然動物園の出口智久園長は「来場される方々が綺麗なベンチで動物とふれあうことができる。とてもありがたい」などと話した。