▲写真は掃除の模様
日向市の旭建設株式会社(黒木繁人社長)は10月19日、日向市立美々津中学校(﨑田浩二校長)で出前授業を行った。黒木社長ら18人が同校を訪ね、全校生徒65人に同社が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」について説明し、掃除のポイント等を指導した。
トイレ掃除に学ぶ会は、謙虚さや気付き、感謝の心を身につける「心磨き」を目的として同社で行われているもの。社員一同が趣旨に賛同して積極的に参加するとともに、市内の小中学校を中心とした出前授業を開講している。同校での授業は3年目になる。
出前授業で黒木社長は、何事も継続することで「昨日とは違った自分や未来が見えてくることがある」とその大切さを説き、トイレ掃除を継続するよう呼び掛けたほか、「皆さんとともに、今日は私達も一緒に勉強したい」と述べた。
全員で準備体操を行い、トイレと水濾し洗いの各班に分かれて作業を開始。社員の指導の下、掃除の手順や道具の使用方法を学び、便器や手洗い場、水濾しなどにこびりついた汚れをスポンジやサンドメッシュなどで落とし、壁や床なども磨き上げた。
参加した生徒は「素手での掃除には抵抗があったが、道具の使い方など優しく教えていただき、汚れが取れてくると楽しくなった」「どの道具を使って汚れを落とすかを考えながら掃除できた」「掃除後には清々しい気持ちになった」などと笑顔で話した。