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江坂設備、川正建設、湯川建設が受賞 雇用関係知事表彰

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▲写真は表彰式の模様

 高年齢者の雇用促進に取り組む企業等を表彰する「高年齢者雇用優良企業等知事表彰」と、建設労働者の雇用改善に取り組む事業所を表彰する「建設雇用改善優良事業所知事表彰」の授与式が10月22日に行われた。今年度の表彰を受賞した江坂設備工業株式会社、株式会社川正建設、湯川建設株式会社ら5社に表彰状が授与された。

 当該制度は、高年齢者の雇用促進に積極的に取り組む企業等やこれに著しく貢献した団体、建設労働者の雇用改善等に於いて積極的な活動を展開し、その成果が顕著であった中小建設事業所の努力と功績を称えるもの。表彰を通じて広く県民に周知し、高年齢者の雇用促進や建設労働者の雇用改善に資することを目的としている。

 高年齢者雇用優良企業等知事表彰は、雇用する労働者の10%以上を60歳以上の高年齢者が占め、高年齢者の労務管理の改善や高年齢者が有する知識、経験、価値観、技術の活用に努めている企業等が対象。今年度は、社会福祉法人綾康会(綾町)、農事組合法人香川ランチ(川南町)、江坂設備工業株式会社(宮崎市)の3社が受賞した。

 一方、建設雇用改善優良事業所知事表彰は、各種訓練や講習等を受講させるなどして、建設労働者の能力開発及び向上に積極的に取り組むとともに、退職金共済制度への加入など建設労働者の福祉の増進に努めている事業所等が対象。今年度の表彰は、株式会社川正建設(宮崎市)と湯川建設株式会社(延岡市)の2社が受賞した。

 22日に行われた表彰式では、河野知事が各社の代表に表彰状と記念品を贈呈。知事との歓談で、江坂設備工業の鳥山貴生代表取締役副社長は、60歳としていた定年制度を65歳まで延長し、給与体系を見直したことで「労働者のモチベーションが向上し、後進の指導等に熱心にあたってもらっている」などと説明した。

 川正建設の本部喜好代表取締役は、若年層の入職促進に業界一丸で取り組んでいることを説明し、「雇用面の改善を進めつつ、仕事の面白さも伝えていきたい」と意気込んだ。湯川建設の湯川守人取締役は、仕事を効率化できるシステムを積極的に導入するなどして、「全ての現場で4週8休が実現できるように工夫していきたい」と話した。