延岡市は、旧耐震基準で建設された北浦総合支所庁舎の防災対策を検討するため、10月26日に指名競争で「北浦総合支所庁舎耐震診断業務委託」の入札を執行する。委託期間は平成31年3月22日まで。税抜の公表金額は219万5000円とする。
昭和47年竣工の北浦総合支所(RC造3階建延べ1070m2)では、建設から40年以上が経過した現在も耐震診断が行われておらず、延岡市議会の政策提言議員協議会が支所機能を含めた防災体制の推進等を速やかに検討するよう市に求めていた。
当該業務では「既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準・同解説」(2001年度改訂版)に準拠して、既存建物の耐震診断(2次診断)及び概略補強設計を行う。ただし、平成4年竣工の増築部(S造2階建延べ275m2)は対象外とする。
具体的には、既存建物の建築構造や建築設備、非構造部材の各部門について耐震診断に必要な調査・試験・測定を行うほか、耐震補強の基本方針及び補強方法、補強の位置を検討し、耐震補強計画案の策定と補強に要する概算工事費の積算を行う。