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10月30日に設計の入札 都城市の市場の駅建替

 都城市は10月30日、指名競争で「公設地方卸売市場関連商品売場棟建設工事に伴う設計委託」の入札を執行する。都城市志比田町の公設地方卸売市場内に関連商品売場棟(通称=市場の駅)を建て替えるにあたり、これに係る基本・実施設計を委託する。委託期間は平成31年8月9日まで。税抜は予定価格を2698万円。

 昭和55年に竣工した市場の駅(S造2階建延べ2153m2)は、市場関係者だけでなく一般も利用可能な物販店舗、飲食店などで構成する施設。経年に伴い、建物本体や設備の老朽化が著しく、一昨年に実施した耐震診断で耐震補強の必要性が示されていたことから、敷地内に施設を建て替えることを決めた。

 建設場所は既存施設北側の駐車場敷地。新設する施設の規模は、S造平屋建延べ1560m2程度を計画し、施設内には▽物販店舗=約20店舗▽飲食店舗=約5店舗▽便所(多目的便所)▽倉庫等▽利用者利便施設(休憩所・案内所等)―の配置する。テナント内の設備設計に関しては、入居者と十分に協議を行った上で決定する。

 当該業務では、前述の新施設整備に係る基本・実施設計業務のほか、既設の関連商品棟及びそれに附属する施設の解体、駐車場及び駐輪場、敷地内雨水排水設備、門・フェンス(進入路計画)、看板・植栽・その他の外構施設に係る設計も行う。今年度から来年度にかけて設計業務を行い、工事発注は来年度以降になる見通し。