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クレーンオペの育成支援、第1期生を募集 建設業振興基金

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 建設業振興基金は、中小建設業の人材育成を支援する「中小企業等担い手育成支援事業」の第1期生の募集を開始した。関東甲信越地域の中小企業の従業員(入職後3年以内)を対象として、クレーンオペレーターとして基礎技能の習得を無料でサポートし、2級建設機械整備技能士の取得を目指してもらう。「人材開発支援助成金」の対象事業であるため、所属する企業は、訓練経費や訓練期間中の賃金の助成を受けることもできる。

 厚生労働省から2020年度までの3カ年の事業として受託した。1期生は、40歳未満、入職3年以内のオペレーターを対象に定員10人で募集。10月末まで応募を受け付け、11月に訓練生を決定、19年1~9月に訓練を実施する。

 振興基金は、各企業の訓練計画の策定、人材開発支援助成金の申請を支援する。その後、神奈川県建設重機協同組合と連携し、企業側のOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)とともに、訓練施設を活用したOFF-JT(オフ・ザ・ジョブ・トレーニング)による育成も支援する。クレーンオペレーターの基礎技能を習得してもらい、2級建設機械整備技能士検定の受験を求める。

 19年度に改めて募集する2期生は定員15人で、19年10月~21年3月までを実施期間とする。2期生には、2級建設機械整備技能士検定に加え、全国クレーン建設業協会が創設する「重機解体組立整備技能」の資格取得も目指してもらう。