建設ネット企画画像 四角 四角

(仮称)道の駅北郷整備で設計デザインを公募 日南市 

 旧北郷町総合支所等の跡地に休憩機能や情報発信機能、地域連携機能等を備えた「(仮称)道の駅北郷」の整備を計画する日南市は、施設の設計デザインをプロポーザル方式で公募する。応募のあったデザインの中から、二段階の審査を経て最優秀者を選定し、設計デザインまでの委託契約を締結する。応募登録を11月5日まで受け付ける。

 東九州自動車道の関連施設として、道の駅に必要となる駐車場やトイレといった「休憩機能」、道路情報や観光情報等を発信する「情報発信機能」、物販・飲食・学習施設等の「地域連携機能」のほか、親子で楽しめる複合遊具の配置、地域コミュニティバスの停留所、防災倉庫の設置、サイクリング機能の付加も検討する。

 整備エリアは、旧北郷町総合支所や北郷農村環境改善センター等が立地する北郷町郷之原の敷地(約1万6000m2)。既存の総合支所庁舎と農村環境改善センター、林業会館は解体し、ふれあい交流センターはイベント等での活用を見据えて維持する。隣接する北郷図書館に関しても、機能の一部を新施設に移す予定でいる。

 これらの導入機能や県内及び市内の類似施設の整備状況を踏まえた新施設の規模を900~1000m2程度、事業費を約4~6億円(設計委託料を含む)と概算する。事業スケジュール案によると、平成31~32年度に基本設計及び実施設計、32~33年度に建設工事を行い、34年度の開業を目指している。

 目指すべき将来ビジョンの達成やデザインの質の向上を図るため、市は施設の設計デザインをプロポーザル方式で公募する。一次審査では市が最優秀候補として数点を選び、審査を通過したデザインを市民に公開。二次審査の参考として市民投票も行う。二次審査(プレゼンテーション)の内容を踏まえ、審査委員会が最優秀者を選定する。

 提出図書は、①全敷地外観パース及び概要説明②物産館・レストラン・トイレ・遊具の内観パース及び概要説明③各施設の建築計画(設計趣意・配置図・立面図・アクセス及び動線の考え方)④景観に関する考え方(緑化・眺望など)⑤必要機能一覧表⑥既存施設の利用方針―など。建築物等の外観は2パターンまで提出可能とする。

 応募登録を10月15日から11月5日まで、作品を11月5日から12月19日まで受け付ける。一次審査は12月19日から26日にかけて行い、12月26日に審査結果を公表する。市民公開及び投票期間は31年1月11日から2月12日まで。2月中旬に二次審査を行い、同時期に審査結果を発表する。

 募集要項や様式、関連資料は日南市のホームページからダウンロードできる。問い合わせ及び応募書類の提出先は、日南市総合政策部総合戦略課地域政策係「(仮称)道の駅北郷」設計デザイン係(電話0987-31-1128、FAX0987-23-1853、メールc-seisaku@city.nichinan.lg.jp)。

募集要項