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オリコンに「グッドデザイン賞」 長崎の「出島表門橋」など

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▲中之島公園                       ▲出島表門橋

 オリエンタルコンサルタンツ(オリコン、野崎秀則代表取締役社長)が事業計画から設計、現場監理までを担当した「リバーポートパークミノカモ」と、下部工の詳細設計を担当した歩道橋「出島表門橋」―の2件が日本デザイン振興会主催の「2018年度グッドデザイン賞」を受賞した。

 「リバーポートパーク(正式名称・中之島公園)」は岐阜県美濃加茂市の公園改修事業。公園内外の既存林や芝生広場、木曽川といったさまざまなアクティビティ可能な資源をつなげるように公園と建築をデザイン。市民の参加も得て、「人と人、人と自然が交わる多世代・多文化交流拠点」を生み出し、新たな地域の「湊」としての価値を創造したことが評価された。

 長崎市の「出島表門橋」は、史跡を保護するための地盤の改変不可という条件を、片側(出島)に荷重を載せないシーソー構造を用いることで解決。出島の歴史的背景や経緯を十分に汲み取った上で、分離しやすい上部工と下部工を側面のデザインで調和させるという、空間創造力を発揮した。

 また、架橋の段階だけにとどまることなく、定期的なメンテナンスまで地域を巻き込むなど、地域資源としての付加価値を創出するマネジメント力も駆使。「新たなインフラストラクチュアのデザイン手法」(グッドデザイン賞審査委員)との髙い評価も得た。