▲写真は挨拶する松浦会長、作業の模様
一般社団法人宮崎県造園緑地協会(松浦龍次郎会長)は10月12日、宮崎市の国道220号線・宮崎南バイパス沿で平成30年度の奉仕作業を実施した。会員企業から約30人の職員が参加し、はな菜の播種作業や周辺の草刈り作業に汗を流した。
ドライバーや歩行者、近隣住民に潤いと安らぎを与える癒しの空間づくりを目的に、協会の緑化啓発事業として取り組んでいるもの。春夏秋冬、花を楽しみながら観光地や地域の文化に触れる「花旅みやざき」にも貢献し、関係者から喜ばれている。
20年以上わたる取り組みは各方面から高く評価されており、平成29年度には、県内で美しい宮崎づくりに取り組む個人や団体を対象に、その功績が顕著であると認められる活動などを表彰する「第1回美しい宮崎づくり知事表彰」を受賞した。
作業に先立ち挨拶に立った松浦会長は、「栄えある賞をいただけたのは、長年にわたる先人や会員各位の協力のおかげ」と感謝の意を示し、「県内のみならず県外から訪れる方々にも美しい道路景観を楽しんでもらいたい」と活動の意義を強調した。
松浦会長の挨拶の後、全員で作業手順を確認し、参加者は播種と草刈りの各班に分かれて作業を開始。前日までに耕運を済ませたバイパス沿いの区間(約1㎞)に、菜の花の種や肥料を播いたほか、周辺に生い茂った雑草の除去作業に汗を流した。
秋の訪れを感じさせる肌寒い青空の下、参加者は協力しながら慣れた手つきで作業を進め、早朝から行われた作業は午前中で終了した。今回の作業で播種した菜の花は、プロ野球チームがキャンプインする来年2月にも見ごろを迎えるという。